初心者でも簡単・綺麗に編める。かのこ編みマフラーの編み方

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ニットラボ 編集部

こんにちは。寒さがまったく衰えず、日本中で大雪が観測されていますね。
インフルエンザも流行っているようですので、みなさん気を付けてお過ごしください。私も前日まで風邪を引いておりましたが、インフルエンザではなくホッとしました。出来るだけ健康に冬を越したいです…!

前回のブログでは、初心者にお勧めのマフラー柄を紹介しました。
初心者でも簡単・綺麗に編める、手編みのマフラーの編み方~おすすめの柄3種~

今回はその中から 鹿の子編み(かのこあみ) を使って実際にマフラーを編んでいきます。

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鹿の子編み(かのこあみ) 編み図

今回編むマフラーの編み図 鹿の子編み(かのこあみ)

横幅18cmのマフラーを編んでいきます。

ゲージは18目34段ですので、18cm×1.8=32.4 → 33目必要となります。
ちなみに、幅を20cmにしたい場合は、20cm×1.8=36 → 36目 になります。

ですが、端に1目ずつプラスして、35目のつくり目で編み出しましょう。
(端に1目ずつ足した訳は後程ご説明します)

つくり目は、基本的なつくり目で大丈夫です。

やり方は、初心者のための棒針編みの始め方|持ち方と作り目 をご参照ください。

端の目が伸びない方法は 端にすべり目を入れる。

編地を編んでいると、どうしても最後の目と最初の目が大きくなってしまい、端が伸びたような見た目になってしまいます。それを避けるためには、端1目に、1段毎すべり目を入れます。

すべり目とは…

 

目を編まずに移動しているので、他の目の1/2しか編んでいないことになります。もともと大きくなりやすい端目は、すべり目を入れることでちょうどバランスが取れて真っ直ぐな形に編むことが出来ます。
つまり、端がキレイになるのです。

編み図を見ていただくと分かるように、右と左ですべり目をずらしています。常に、最初の1目がすべり目になるようにできています。鹿の子編みは表裏のない編地ですが、すべり目部分は表と裏がありますので、今自分がどっちの面を編んでいるか分かるように、安全ピンなどを付けておくと分かりやすいです。

 

すべり目の入れた端は、こんな感じになります。端がすっきりとおさまってキレイですね。

 

編み終わりの処理

最後は伏せ目で閉じてください。幅が小さくなったり大きくなったりしないように様子を見ながら行いましょう。その後、アイロンの蒸気をたっぷりあてて糸を膨らませて形を整えてください。

この作業を行うとかなり綺麗になり、触り心地もよくなります。

最後に糸始末をすれば、完成です!

糸始末のやり方は 編み物では欠かせない作業「糸始末」のやり方を、解説いたします! を参考にしてください。

編んでいる最中に、途中で結び目がきてしまうことがあります。

もし、結び目がでてきてしまったら、

①糸をたるませておいて後で糸始末をする

②そのまま編む

の二つを方法があります。それぞれの見た目はこんな感じです。

出来るだけ、①の方法を取った方が凹凸が少なくて良いと思います。

 

まとめ

マフラーは、同じ編み方を繰り返していくので、最初は難しく感じても編んでいくうちに手が慣れて楽しくなってきます。最初から上手に編めるか不安だな…と思ったら少し練習をしてから本番に臨むと良いかもしれません。

また、手編みは自分の手加減が変わると編地の大きさも変わってしまうので、半分編んで、次は1か月後…となるよりも、毎日すこーしずつでも編んだ方が均一な編地になると言われています。

最後は楽しんで編むのが一番です!まだまだ寒い日が続きますので、暖かい部屋で編み物を楽しみましょう~!

それではまた次回!

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日本で一番ニットが好きな私たちが、ニットを楽しむための情報を発信しています。着て楽しむニット、編んで楽しむニット、見て楽しむニット、集って楽しむニット(編み物)などニットの楽しさはたくさんあります。

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