こんにちは。ニットラボの小嶋です。
最近はどんどん気温も下がってきて、秋から冬にかけて季節の変わりを感じますね。
そんな季節にぴったりの「ボア」素材をご紹介します。今季はどこの服屋さんでもこぞって作っている、注目の素材です!
目次
- こんな形状の糸からできています
- こんなアイテムはいかがでしょうか
- アウターを作ってみました
- まとめ
目次
こんな形状の糸からできています
天竺表目に編んだものがこちらです。
生地のような見え方ですね。毛足が長めの糸なので、ニット特有のメリヤス目は表面上見えにくくなっています。
見るからにふわふわですよね!
糸の形状はこんな感じです。
芯糸は撚りが甘くなっており、5~7mmの程の毛足が芯糸の撚りに引っかかってついているような構造に見えます。毛足は簡単には抜けないように芯糸にしっかりと付いています。
これは弊社OEM事業で出会うことが出来た工業糸ですが、手編み用の糸にも探せばこのような糸はありそうですね。
こんなアイテムはいかがでしょうか
今季、本当にたくさんのボア素材のアイテムが出ていますが、私はアウターをおすすめしたいです。
ロングのコートはさらりと羽織れるカーディガン感覚で。
ショート丈にして、さらに軽く羽織れるジャケットとして。
ニット組織ではなくボアの生地もたくさん流通しているので、デザインは多岐に渡ります。デザインを考えるときにはニットだからと枠にとらわれず、布帛の服のデザインをニットに応用出来たりしますね。
アウターを作ってみました
法人向けになってしまいますが、弊社展示会にてサンプルを作成しました。
ノーカラーのロングコートをイメージしましたが、組織を密にするために見た目にはわからないストレッチ糸を引き揃えて編んでいます。
そのため重量感が出てしまっています・・・
次への課題を発見したサンプルでしたが、より良いものにアップデート出来るといいです。
まとめ
生地でも既存のものが売られているボア素材をニットでやろうとするメリットは、やはり柔らかさと着心地の良さに尽きます。
アップデートしたものを、12月6日/7日に行われる産業ニットの祭典、ジャパン・ベスト・ニット・セレクションにて弊社出店ベースにて準備しております。企業同士のイベントですが、関係者でお越しの皆様、是非遊びにお越しください♪
http://www.jbks.jp/
それでは、また。