こんにちは、赤石です。
初心者の為の鉤針編みの編み方シリーズ、今回は、モチーフ編みや帽子など、円形(四角でも可)、袋状のものを編み時に使う、輪からの編み出しの方法を紹介します。
- こんな時に使えます。
- 編み出しの編み方
- まとめ
目次
こんな時に使えます。
かぎ針の編み出しは、鎖目から編み出す方法を以前紹介しました。
これだと、真っ直ぐに編んでいくので、直線のものに適しています。
しかし、帽子や小さいバックや、コースターなど丸いものを編みたい!というときにはその中心から編み出すことができます。
中心からの編み出しを使えば、螺旋状に編めるので、バランスも良く、接ぎも作ることなく編みたてることができます。
帽子だとここが編み出しです。
コースターも。
丸だけでなく四角も編み出し方は同じです。
編み出しの編み方
では編み方を説明します。
まず、糸を指に巻くように、2重にします。
その輪にかぎ針を通し、糸を引き出します。
手前側に糸を引っ張ってきたら、もう一度針に糸をかけて引き抜きます。
輪の糸を包むように細編みをするイメージです。
円形の円周の長さが必要なので、最低でも5目くらい作って下さい。
編めたら一度針を外します。(目が取れないように、最後の目は大きく残しておいてくださいね。)
輪の部分の糸を引っ張って、輪を縮めていきます。
まず糸端をちょっと引っ張って、動いた方の糸を引っ張ります。
すると、もう一方の輪の糸が引かれて輪が小さくなります。
ここで違う方を引いてしまわないように注意して下さいね。
最後まで引けると、輪が1重になったように見えますね。
この輪も小さくするため、糸端を引っ張ります。
最後はギュッときつめにしめて下さい。
そして最後の目に針を入れ直し、最初の目を拾って引き抜きます。
これで作り目が完成です。
作り目をを拾って2段目以降を編みつなげていってください。
形によって目を増やしながら編んでいくことで、編地が広がっていきます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
糸が太いと円に収まりきらなかったり、逆に糸が細いと円周が足らなかったりするので、作り目の数は調整して下さい。
わからないときは、私はとりあえず5目にしています。後から割とカバーできるので大丈夫。
作りたいものに合わせて編み出しの方法も使い分けてみて下さいね。