こんにちは、赤石です。
鉤針編みの基礎
前回、作り目の仕方を書きましたが、今回は、最も簡単で初歩的な『細編み』の編み方を説明しようと思います。
- 細編みってこんな編地
- 細編みの編み方
- まとめ
目次
細編みってこんな編地
まず、これが細編みの編地です。
全体的に細かく、ギュっとした感じの編み目です。
かぎ針の編み方の中でまず初めに覚えるのがこれではないでしょうか。
ひとつの目の大きさが他の編み方に比べて小さいので、目の隙間も少なく、かっちりと編むことができます。
ニットの編地の中でも伸びにくく、しっかりしています。
服の衿ぐりや、前立てなど、伸ばしたくない部分を細編みで補強することもあります。
市販のニットでもたまに使われる編み方です。
かっちりと編めるということで、その分重くもなりがちです。
目が小さいので、大きなものを編むのには時間がかかります。
その点で行くと、服などを大きいものを細編みで編むのは大変な作業になるうえ、重くて相性は悪いかも。
バックや小物などにはおススメ。
このブログでも人気の記事のクラッチバックには最適な編み方ですね。
細編みの編み方
まず、細編みの記号図はこちら。
バッテンマークです。シンプルですよね。
編み方ですが、前回、作り目までの編み方を書きました。
作り目が終わったら、2段目の編みに入ります。
まず、ここで間違いやすいのが、2段目の一番初めの目。
立ち上がりの目、といいますが、編み終わりの目+もう1目鎖編みを編みます。
これが2段目の1目目になります。
次は、作り目の真ん中にかぎ針を差しみ、向こう側の糸を引っ張ってきます。
針を差し込みます。
この時、左手中指の腹で刺す目を支えてあげるとやりやすいです。
差し込んだら、針に糸をかけて引き抜きます。
目をすくったら、左手は、親指と中指で編み目の根元(針が刺さっている目)を持ち直して固定させてください。
引っ張ってきた糸はかぎ針に引っかけたまま、もう一度糸をかけて引き抜きます。
これで鎖目の一目が完成です。
つぎの目は、隣の鎖目をすくって、同じ編み方をしていきます。
これの繰り返し。
端っこまで編んだら、また一つ鎖編をします。
これが次の段の1目になります。
2段目からは、前の段の鎖状になっている部分をすくって下さい。
あ、端まできたら、折り返しになるので、編地をくるっと裏側に持ち替えてくださいね。
以上、これが基本的な細編みの編み方です。
動作は3つ。
目をすくって、かけて、引き抜く。
かぎ針ってよく、今何の動作の途中だったか見失います。
すくって、かけて、引き抜く。これを1セットと覚えておいてください。
リズミカルに出来るようになると、目の大きさも安定して、きれいなそろった編み目が編めるようになりますよ。
まとめ
いかがでしょうか。
コツは、左手(かぎ針を持っていない方の手)で、編む目ところをしっかり押さえること。
編む方よりもこっちの手が大切です。編みやすいように支えてあげてくださいね。
2段目は編地が小さくて不安定なので編みにくいですが、3段、4段と進んでいくとだんだん手も慣れるし楽になります。
他の編み方も、目をすくって、糸をかけて、引き抜くという動作に変わりはないので、まずは細編みから初めてみましょう♪
ではでは!