こんにちは大久保です。気候もだんだん寒くなり、編み物がしたくなる季節となりました。 編み物がしたい!!という気持ちが高まり、今年の冬用にスヌードを編み始めました。
編み始めると、編み終わるまで一気に編み続けてしまうので、週末は編み物でいい運動をしたくらいの気分です。
さて。そんな編み物には、”編み棒・編み針”と呼ばれる特殊な道具を使用します。
編み棒って見たこと、触ったことありますか?ここでは、編み棒(棒針)・編み針(鉤針)の種類・サイズと主な用途などを書いていきます。さまざまな種類があり用途によって使い分ける必要がありますので、参考にしていただければと思います。
目次
棒針(ぼうばり)
素材
素材は、竹・プラスチック・金属があります。もっとも一般的なものは竹です。
竹は丈夫ですべりが良く、しなりがあるので編みやすさ・耐久性に優れています。太い針は重くなるので編む時に手に負担がかかります。
プラスチックは、安価ですべりが良いのが特徴です。太い針でも軽さがあるので太い針はプラスチックがおすすめです。またカラフルな色や柄が入っているデザインのものもあるので編む気分が楽しくなります。欠点は耐久性が弱いことです。
金属は、すべりが良く耐久性に優れていることが特徴です。細い針は金属がおすすめです。
種類
・編み針・・・両端がとがっているタイプ
4本または5本セットで販売されています。2本で使用するのが一般的です。端がとがっているので大きなものを編む時は端にニードルキャップと呼ばれる部品をつけることで編地が編み棒から落ちるのを防げます。
4本または5本は輪編みをするときに使用します。
・玉付編み針・・・片方に玉がついているタイプ
2本セットで販売されています。2本で使用するのが一般的です。
端に玉がついているので編地が棒針から落ちることがありません。両端がとがっているタイプよりも長いので幅の広いものを編む時に適しています。
・輪針(わばり)
棒針のビニールのチューブがついている棒針です。帽子やスヌード、袖など筒ものを編むのに使用します。らせん状に編み続けることができるので平面に編んでから剥ぐという工程が省けますし、縫い代がごろつくこともありません。また4本の棒針を使用すれば輪編みはできますが、輪針の方がスムーズです。
編み棒のサイズを変えられるものもあります。編み棒が短いので持ち運びに便利です。2本針の変わりに使用する方もいます。
・アフガン針
一方の端が棒針・もう一方の端が鉤針になっています。1段は棒針で次の一段が鉤針編みができるので棒針と鉤針の2つの編地の要素を取り入れた編地が作成できます。横編みで表現するとゴム地と天竺の要素を併せ持つミラノリブのようなイメージです。編み方は棒針や鉤針とはことなりアフガン編みという別の編み方のジャンルで分類されています。(アフガン針を使った作品はこちらのブログ>>>でご紹介しています。)
片方が鉤(フック)のタイプが一般的ですが、両端に鉤(フック)がついているものもあります。ダブルフックアフガン針といい、2本(2色)の糸がスムーズに編めたり、アフガン編みの輪編みや平編みができます。
(↓↓↓ダブルフックアフガン針です。)
編み目と編地の特長
棒針の編み目には基本的には表目と裏目があります。この2つで構成された編地が呼ばれる基本の編地です。
他には、タック編み・交差編み・すべり編みなどさまざまな編み方の方法を駆使して柄の編地を作ることができます。
サイズ・適正な糸の太さ
サイズは0号~15号までがあり、0号(直径2.1ミリ)が一番細く、号数が大きくなるにつれて針も太くなります。15号針は直径6.6ミリです。それ以上太い針はジャンボ針と呼ばれていてサイズはミリで表記されています。
表記例:0号針・15号針・12ミリジャンボ針
号数のサイズと適正な糸の本数は下記図を参照くださいませ。
鉤針(かぎばり)
素材
素材は、棒針同様に竹・プラスチック・金属があります。もっとも一般的なものは金属です。
金属はすべりが良く、耐久性に優れています。目の細かい針は金属が使いやすいです。針自体の長さが棒針ほど長くないことと、編み下がりが針につかないので、太い針が重く負担になることは少ないです。
プラスチック素材は安価で、カラフルな色がありますので編む気分が楽しくなります。また軽いので太い針はプラスチックがおすすめです。
竹素材は、すべりが良くしなやかさがあるので編みやすいです。長年使用するとしなりが出てきます。
また、鉤針は棒針に比べ短いです。これは編み下がりが針につかないので短くても問題ありません。
(↓↓↓上から棒針・玉付棒針・鉤針)
サイズ・適正な糸の太さ
サイズは2/0号~10/0号までがあり、2/0号(直径2ミリ)が一番細く、号数が大きくなるにつれて針も太くなります。10/0号は(直径6.0ミリ)です。それ以上太い針はジャンボ針と呼ばれていてサイズはミリで表記されています。
表記例:2/0号針・10/0号針・7ミリジャンボ針
号数のサイズと適正な糸の本数は下記図を参照くださいませ。
種類
・鉤針
一本売り、またはすべての号数のセットで販売されています。
・2種類の号数がついている鉤針
一方の端に2/0号針、もう一方の端に3/0号針がついている鉤針もあります。
1本で2号分の機能があるので便利です。
編み目と編地の特長
鉤針の編み目には、鎖編み・細編み・中長編み・長編みが基本です。
他にもさまざまな編み方を駆使して柄の編地をつくることができます。
まとめ
ここでご紹介したものは、編み物の道具の基本的な部分です、編み物の道具は日々進化してるものもあります。
便利な道具や編み物したくなるような楽しい道具もさまざまあります。
一家にひとつ、ミシンがあるように、一家にひとつ編み棒があるくらいに編み物人口が増えたらいいなと思います。