Knit(ニット)用ファンシー.ヤーンの色々PartⅠ

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織田 博史

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皆さんこんにちは~(^^)/

関東では紅葉真っ盛りと言う事で私の周りでも紅葉の話でかなり盛り上がっています。皆さんはもう紅葉狩りはお済でしょか?

因みに私は先週末に紅葉狩りと大好きな芝刈りをいっぺんに堪能してきました!!今年は夏暑くて、残暑が無く秋が早かったので例年よりも赤色が濃い様に感じました。
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そんな中、今年の秋冬物もファンシーヤーンはとても好評でブークレー、ループを中心に起毛糸、タムタムヤーン、リリヤーン、ネップ、スラブ、杢糸など沢山のファンシー.ヤーンのKnit(ニット)が店頭を賑わせています!!

 

と言う事で、今回はファンシー.ヤーンについて少しお話をしたいと思います。

 

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ファンシーヤーンとは!

一般にファンシー.ヤーン(Fancy Yarn)と呼ばれるものは「変わり糸」すなわち「変わった形状を持った糸」の事です。
これらファンシー.ヤーンは大きく分けると二つに区分されます。

①撚糸技術を基としたファンシー.ヤーン
②紡績技術を基としたファンシー.ヤーン

★今現在では紡績と撚糸を駆使したファンシー.ヤーンも出来ています。

①撚糸技術で作らけるファンシー.ヤーン
{リング、ブークレー、ループ、ポーラー、ノット、カール、リリヤーン、モール他}

②紡績技術で作らけるファンシー.ヤーン
{スラブ、ネップ、コアスパン他}

★紡績と撚糸を駆使したファンシー.ヤーン
{トライスピンによる紡績ブークレーやループ、タムタムヤーン、吹付ヤーン、紡績リリヤーン他}

 

ファンシー.ヤーンの分類は下記を参照下さい!!
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意匠撚糸とは

意匠撚糸は一般的に、太さ、形態の同種、または異なる3本以上の糸を使用してこれら糸の供給速度や撚り数を変えたり組み合わせることにより作られた形状と風合いを有する撚糸で出来た糸のことを言います。

 

1.意匠撚糸の糸の構成

A.芯糸(糸の基本となる糸で、強度、伸度が要求される糸です)
B.弛糸(飾り糸と言われ形状を作る糸です)
C.押糸(弛糸の形状がくずれない様に押さえ止める糸です)

 

2.撚りの構成

A.中撚り(芯糸と弛糸とを合わせる撚りかたです)
芯糸と弛糸とで撚られ、ファンシー.ヤーンの形状をつくる糸です。
B.上撚り(押糸をえかける時の撚りです)
中撚りで出来た形状を押糸を用いて保持、安定させる撚りとなります。

 

 

意匠撚糸の分類

1.リングブークレー系
●ポーラー
●リング
●ブークレー
●ループ
●カール

2.スレット系
●ノット

 

意匠糸を作る撚糸機

リング撚糸機=意匠糸を作る主要な撚糸機です。
糸を送り出すためのローラーが2本あり、フロントローラー、バックローラーの2本のローラーより別々の速度で送りだされた糸にスピンドルの回転により、撚りが加えられながらリングにつけられたトラベラーを通ってボビンに巻きとられる撚糸機なんです。
それぞれのローラーの速度比を変える事により芯糸と弛糸の撚り合わさる角度を種々のガイドを変えることにより形状の変化をさせる事ができます。
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皆さん如何でしたか??
ほんの一部ですがファンシー.ヤーンはこんな感じで作られています。
次回はこの撚糸機で作られる糸を紹介したいと思います。

ではまた~!

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織田 博史

Knit大好きLove Knit~(^^)/&Golfも大好きEnjoy Golf~(^^)/ 
好きなことを思いっきり楽しんで行きたいと思っていま~す。

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