ビーズ編みの基本《棒針編み》

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向山 利ノ絵

ビーズ編みの基本


今回は、棒針を使ってビーズ編み込みの編み方をご紹介と、

途中でビーズの色を変更したい場合などのテクニックなどを紹介したいと思います。

まずは編む前に、糸にビーズを通します。

棒針編みの場合も編地はきつめに編むとビーズが安定して綺麗に仕上がります。

メリヤス編みビーズ編み込み

表目を編む際に、ビーズを引き寄せ入れていきます。

ビーズを編み込むと裏目にビーズが出ます。
表目の時にビーズを入れるので、2段ごとにビーズを入れていきます。

編地の裏目側にビーズがでます。

ガーター編みビーズ編み込み

表目編みのガーター編みも、ビーズは裏目にでます。

2段ごとにビーズを入れていきます。

ビーズを編み込んだ次の段は表目編みを1段編みます。

ということは、

裏目でガーター編みを編むと表側にビーズが出てくるようになります!

表側を見ながらビーズの位置を確認できますね!

ガーター編みの場合、毎段入れれば両面にビーズを編み込む事も可能ですね!



さて、棒針編みにビーズを入れる応用のテクニックとして下記をご紹介します。

途中でビーズの色を変えたい場合のテクニック

途中でビーズの色を変えたくなった場合に、糸に先にビーズを通さなくても変えることが可能です!!

・編み方

ビーズを通したいループにビーズを通します。

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ループにビーズを通す方法その1

かぎ針を使ってループに糸を通します

ループにビーズを通す方法その2

細い糸を使ってループにビーズを通します。

ループにビーズを通したら通常通りに編みます。

そうすると、下記のようにビーズの色を途中で変えることができました。

この方法は、手横や家庭用編み機でも用いられています。

途中で色を変えた緑のビーズ。

ビーズをみると、、、ビーズの向きが違うことがわかります。

緑のビーズは平行に編み目に入っていて、他のビーズに比べると沈み込んだ感じに見てます。

今までの黄色いビーズは縦向きに編み込まれているのが分かります。

ちょっとビーズの向きが異なるのが気になる。。。
それを解消する編み方がないかと考えてみました。

糸をループにしてビーズを下記の様に通します。

先ほどのループと一緒に2目一度します。

こうして編んだビーズは縦になり、黄色いビーズと同じような見え方に編むことが出来ました。

2目一度の編み目になるので編み目は少し異なってしまいますが、ビーズの見え方を統一させたいという面では有効な編み方ではないかと思います。

ビーズ取りたい場合

編み込んだビーズを外したい場合は、ペンチでビーズを割ります。ビーズの欠片は危険なので割る際や始末には十分にご注意ください。
※下記はニッパーです。。。ニッパーよりペンチがおススメです。


かぎ針編みより棒針編みの方がふっくらと軽い編地に仕上がるように感じました。


そして何よりビーズを編み込んだ編み地を作るには、糸にビーズを通したり編み込んだりと手間がかかります。
ビーズを入れる手法は工業編機では編むことは出来ず、人の手でないと編めない方法になります。
以前はビーズの入ったセーターなど多く見かけましたが、機械化も進んだことや編み時間もかかったり編める職人さんも少なくなるなどで、あまり見かけなくなったような気がします。

ビーズが入った作品などを見かけたら、どんな編み方をしているかぜひ参考にしてみてください。

それではまたよろしくお願いします。



記事を書いた人

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向山 利ノ絵

ニットの仕事に就いていた事を活かしながら、編み物の魅力 アイディア マニアックな事まで発信できていけたらと思います。
よろしくお願いいたします。

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