ニットコートの着丈を短くするお修理 裾上げしてみました 

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向山 利ノ絵

こんにちは

もう11月も末ですね。
公園で赤いじゅうたん綺麗でした。

街ではオーナメントが編みで作られたツリー

 

 

さて今回は、ちょっと、長すぎて着ていないコート、
これだけ短くしたら又着れそうなんですよね。

 

なかなか出来なかったニットコートの丈詰め!!いざっ挑みます!

裾をカットして折り返してまつろうと思います。

まず上げたい裾ラインにしつけなんかして目安の印付けをします。

脇の接ぎを外します。

裾は折り返してまつりをするために仕上がり線より3~5㎝位下にはさみを入れて、後は1列糸を解いていきます。

1列終わったところです。綺麗に取れました。

解いた編み目がそのままなので、編み目をかぎ針で引き抜きをしてまつりをしたら裾上げ完了です。

この糸の場合は編み目がそのままでも解け難いので、編み目を引き抜きせずにまつってしまっても良さそうでした。そしたら凄く簡単に裾上げが出来ますね。

 

 

 

 

 

私、ここでお直しするエンジンがかかりました。

元々のコートの裾は袋編み出し。。。↓↓
上記のやり方で裾上げするのも良いのですが、見え方が変わってしまうので、袋編み出しの仕様と同じように出来ないか考えました。

そこで家庭機の登場です!!
袋編みが付く分、コートの丈を出来上がり線より2センチほど短いラインで解き、解いた目を編み機にかけていきます。
この素材は全然解けなくて本当に扱いやすかったです。

裾を短くした分の編み地から糸を取り、
家庭機で袋編みをして、裾上げ完了しました。
見た目はほぼ同じようにすることが出来満足な仕上がりです☺

 

着丈を短くした事で今年着用出来そうです。

自分ですると手間はかかりますが、裾を折り返しての丈詰めは比較的やりやすいかと思います。

毛足が長いものは解け難かったり、ファンシーヤーンだと編み目が見えずらかったりと難しい素材もあると思いますので素材によって見極めてご参考いただければ幸いです。

それではまたよろしくお願いします。

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向山 利ノ絵

ニットの仕事に就いていた事を活かしながら、編み物の魅力 アイディア マニアックな事まで発信できていけたらと思います。
よろしくお願いいたします。

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