キラキラ もふもふ~ 可愛い のCMでお馴染みの玩具のモフリーナ
ポンポンを作ることの出来る玩具で丸く整える事をトリミングなんて言い方をしていて今時ですね☺
CMをご覧になりたい方はこちらhttp://www.people-kk.co.jp/toys/girl-toy/mofuriina.html
さて今回はメリヤス編みの編み端が丸まってしまう件について改善策につながる方法のご紹介をしたいと思います。
- メリヤス編みの性質
- 編み方を安定させる方法のご紹介
- 応用編
目次
メリヤス編みの性質
メリヤス編み地は編地の特性上どうしても編み端が丸まってしまいます。左右は裏目側に上下は表目側に丸まる性質があります。
手編みをされる方は経験されているのではないでしょうか。
●丸まった編み地
アイロン浮かせながら蒸気をたっぷりかけると一時的には綺麗に納まりますが洗ったりすると直ぐ丸まってしまいます。
●アイロン後
通常メリヤス編みを編むときには端から端まで編みます。
セーターなど作る際には編み端が丸まっていても接ぎが入ることで編み端が安定するので問題ないのですが、マフラーなど編み端をそのまま使いたい場合はメリヤス編みのままですと丸まってしまいます。
編み方をちょっと変えるだけで丸まりを防止することが出来ます。
編み端の組織を変化させることで丸まりを緩和させる事が出来ます。
何種類かご紹介いたします。
編み方を安定させる方法のご紹介
ガーター編み
(表も裏も同じ見え方になり編み端は落ち着きます。ガーター編みは横巾に出やすいのでメリヤス編みと段数のバランスに差が若干出ます。)
1×1リブ
(ゴム地組織なので見た目も編み端もスッキリ落ち着きます。)
鹿の子編み
(表も裏も同じ見え方になり編み端も落ち着きます)
滑り目
(一番端の目を編まずに滑ります。端の目が引きあがり端線が整います。見た目はほとんど変わらなくメリヤス編みよりは丸まり防止できます)
応用編 その1
鹿の子編みで模様を入れてみる
編み端が大変安定しますしポイントにもなって可愛いです。
応用編 その2
縄編み(ケーブル)にしてみる
表側は縄が入ってポイントになりますが裏側が可愛くなくなってしまいます。
メリヤス編みでマフラーを作る際などには応用編みのように他の柄を編み端に入れて編むと一味違った作品になると思います。
市販されている製品にもメリヤス編みの性質を利用しデザインとして作られているものもありますよ。
こちらは襟をメリヤス使いにして丸まるように作られた製品です↓
編み地の性質を理解して作品作りに応用していただければ嬉しいです。
それではまた宜しくお願いいたします。