ニットの接結編み(ダンボール編み)について紹介します

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ニットラボ 編集部

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こんにちは、鈴木です。

編み物には様々な編み方がありますが、その中で「接結」という編み方をご存知ですか?
手編みでは難しいため、基本的には工場にある自動機で編む編み方になります。
最近店頭でもよく見かけることがあるので、今回はその基本的な編み方と製品を紹介します!

目次

  • 接結編みとは
  • 接結編みの編地
  • 接結編みで作った製品

 

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接結編みとは

別名「ダンボール編み」とも言います。
「ダンボール編み」と呼ばれる理由は、その断面が段ボールのようになっているからだと考えられます。
その断面とはこちら↓

接結

①が表、②が裏に出る糸で、その2枚の糸(=編地)を③の糸で繋ぎ合わせて(=接結して)いる形になります。

 

接結編みの編地

実際の編地を見てみましょう。

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①(表)の糸をグレーのウール糸、②(裏)の糸をブラウンのモール糸、③(接結の糸)を細いストレッチ糸で編んでいます。
③の接結の糸は細いので表には響かず、裏表の素材が異なる1枚の編地になっています。
リバーシブルの製品や、衿などが表に返る商品に使われているとオシャレだと思います。

接結編みで作った製品

接結編みの技法を使って製品を作ってみました。
①表と②裏は同じ白い糸を使用して、③の接結の糸にオレンジのモヘアの糸使用しました。
その編地がこちら。

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接結に使ったモヘア糸が表面の編地の間から少し出てきて、全体的にうっすらとしたオレンジ色になっているのが分かりますか?

そして実際に製品にしたものがこちら。

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接結編みは2枚の編地を重ねていることになるので、分厚くなることが多いです。
なのでコートやカーディガンなどのアウターにもピッタリの編地なのです。

ニットならではの技法で、糸の組み合わせによっていろいろな表情が出る接結編みの商品を、ぜひ店頭でも探してみてくださいね。

それでは!

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