綿がシルクに変身!?シルケット加工(マーセライズ加工)とは

ニットラボ 編集部
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こんにちは、大久保です。夏のTシャツなどにシルケット加工をしたTシャツなど、「シルケット加工」という言葉をよく目にしますよね。「シルケット加工」とは、綿繊維の糸に施す加工です。

その名のとおり、シルクのような光沢をもたせた加工の意味で「シルケット加工」といいます。

この記事では、「シルケット加工」について書いていきますね。

 

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シルケット加工方法

綿素材に最も多く使用されます。綿の他には、
綿の他にも、同じセルロース系の繊維(麻・レーヨンなど)ならシルケット加工が使えます。
バンブー(竹)シルケットなどがそうですが、品質の安定性からして綿が圧倒的に多いです。
加工方法は、綿の繊維を”苛性ソーダ溶液”という名前の溶液につけます。
すると、綿の繊維は、膨潤します。
膨張したところで、思いっきり綿糸を引っ張ります。繊維を引っ張ります。
引っ張りながら苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)という薬剤で処理すると、綿の繊維の断面の”楕円形”が、シルクの断面のような ”三角形”に変化させます。
上の写真のように、綿の断面は楕円形、光沢の強いシルクの断面は三角形をしています。綿の断面を三角形にすることで、シルクのような豊かな光沢を生み出すための加工です。
断面が直線になり、光が反射するわけです。
シルクの繊維の特徴は、光沢や艶、ハリなどが思い浮かびます。シルケット加工された 綿の糸は、光沢と艶、ハリが出てきます。

シルケット加工をした綿の特徴

光沢がでることは、高級感が増します。コットン100%だとカジュアルな印象が強いですが、コットン100%でも脱カジュアルな、高級感のある製品が作ることができます。

また、綿素材の毛羽立ちも抑えることが出来るので、つるっとした見た目になります。

毛羽があるとふわっとした見た目ですが、毛羽がないとつるっと、すっきりした印象になります。着心地も毛羽がない分、するっと着られるのも夏にはいいですよね。

見た目が変わっても、品質は綿(コットン)なので、給水性や吸湿性があるので着心地がいいですね。

シルケット加工のTシャツだと、カジュアルな見た目にならないのでおすすめです。

また、染料の吸収がよくなり染色しやすくなることで、発色が良くなったり、形状が安定し、ストレッチ性が出たりする場合もあります。

シルケット加工 マーセライズ加工の違い

「シルケット加工」は「マーセライズ加工」とも言われます。因みにこの加工法をは1844年にイギリスの科学者 ジョン・マーセルによって発見されたもので、マーセリゼーションと名づけられたのですが、日本では、シルクのような光沢を得られることからシルケット加工と呼ばれています。

海外では、マーセライズコットンと言います。

まだある?!繊維に光沢を持たせる加工

綿に光沢を与えるにはシルケット加工のような化学的な薬剤を使った方法の他に、繊維の可塑性を利用して適度の湿度と温度で圧力を加え、表面を平らにして機械的に光沢を出すカレンダー艶出法などがあります。いづれにせよ天は二物を与えずというように、特徴はどちらかを取るとどちらかは消えてしまうようです。

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シルケット加工をした糸

糸名「ミルキーリリー」 綿100%

リリヤーンテープ形状の糸です。毛羽がなくとってもきれいです。

【水玉ソックス】の糸”ミルキーリリー”のいいところ

 糸名「マグノリア」綿51% 麻49%

綿のスラブにシルケット加工を施しているファンシーヤーンです。毛羽がなくキレイです。

夏に編むおすすめの毛糸「マグノリア」

では、また。

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