ニットの柄と元のモチーフ比べてみた

こんにちは、赤石です。

ニットの編地柄って、色々な名前が付いていますよね。
リンクス柄、タック柄、ケーブル柄・・・・などなど。
それらを応用して付いた名前の、何かの見た目に似ていることから着いた名前の編地が結構あるな、と気づいたので、実際のものと本当に似ているのか??
実際に見てみました!

 

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鹿の子柄

シカの子 の柄という名前
その名の通り、鹿の背の柄(まだら模様)に似ている柄ので、ニットだけじゃなくて、絞り染など、細かいまだら模様の密集した柄を指しているようですね。

では、実際の鹿の背中と、ニットの鹿の子編の柄を比べて見ます!

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どうでしょうか??
微妙?笑
ちなみに、鹿の子絞りの柄はこんな感じ。こっちの方が似てますね~

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名前がかわいくて好きです。
鹿の子は、太番手のかるーい糸で編み込むともこもこしてとってもかわいく仕上がりますよね。

 

亀甲柄

これもその名の通り、亀の甲羅ですね~
”亀は千年鶴は万年”というように、長寿で縁起のいい動物。
亀の甲羅が昔々の中国で占いに使用されていたのは、その割れ目から読み取れるものが神の声ととらえられていたからだそうです。
そんな縁起のいい亀甲柄。
ニットではタック目を利用して配色にしたり、番手の違う糸で凹凸を出したりします。

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基本は六角形の連続模様です。
アラン模様のハニカム柄も似ているなーと思ったら、実際のハチの巣は六角形をしてるんです。
なるほど、もともとが似たようなものでした。びっくりです。

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ハニカム柄

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蜂の巣

 

リップル編み

リップルの意味は”さざ波”
ニットだと、増し目減らし目で編地を湾曲させます。

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from Attic24
かぎ針でブランケットなどの小物にすると形も生きてかわいいですね。

ニットだとさざ波っていうか、”波”って感じ?

 

ヘリンボーン

ヘリン=ニシン(herring)ボーン=骨(born)
開いた魚の骨に似ていることから来た名前です。
ニット以外でも良く聞きますよね。
織物では綾織の中で、杉の葉に似ている事から杉綾とも呼ばれています。

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ニットでは、いろいろな編地で表現できますね~
裏目表目を斜めに配置してもいいし、ジャカードで配色にしたり。
でも実際の魚の骨に似ている気がするのはこっち?

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アラン模様の生命の木

ちなみに、三つ編みとはちょっと違う、髪の毛の編み込み方もあって、垢抜けた感じでかわいい。

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バスケット編み

=白樺編みとも言われています。白樺編みは、フィンランドの伝統工芸の白樺での皮作る籠の編み方。

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これは見たままそっくりですね。
ただし、ニットでは全て編み続きで柄を表現しています。
これ考えた人ほんとすごい。
始め、編地見ただけだとどうやって編んだのかわかりませんでした。

 

さて、どこかで役に立つかもしれないニットの編地とその由来の柄、いかがでしたでしょうか?
私は調べてて楽しかったです。
最後まで読んでくれた方、お付き合いありがとうございました!

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