好きな絵や柄のデザインでセーターを作る(棒針編み インターシャ)

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向山 利ノ絵

イニシャルやイラストなど好きな柄を入れてセーターを作りたいなんて思ったことは+ありませんか?

好きな柄を入れてセーターを作成したので、作り方の手順を簡単にですがご紹介したいと思います。

今回のデザインは、イラストデザイナーさんとして活躍されているTOさんのイラストをセーターに描かせていただきました。

ベースの糸を決める

まず、作りたいセーターの絵柄に合わせてベースの素材を決める。
トレーナーのようなイメージで作りたいと思い、ベース糸はグレーの色に決めました。

ゲージをとりマス目を作る

ベース糸でゲージをとり、ゲージのマス目を作ります。

マス目に合わせて絵柄を移します。

※糸も太さによりますが1目の大きさが限られる為、編み込みでは表現が難しいと思われる細かい柄は後から刺繍にするなどして他のテクニックを入れて補うと良いですよ。

編み方法を考える

今回の絵は配色も少なく柄も大きいので、後ろに糸が渡らないインターシャ編みのテクニックを中心に使い編んで絵を表現しました。

編みのテクニックは
糸の渡りが長い箇所は、後ろに糸が渡らない編み方を使い、

裏に渡る糸が短い箇所は、裏に糸が渡る方法や糸を編み包む技法を使うと効率良く編めます。

編む準備をする

作図をして、編み図を作ります。

配色糸は必要に応じて小巻きにしておきます。

いよいよ編み始め

柄に入るまでがとても待ち遠しく、

早く編みたいと思う気持ちでいっぱいです。

いよいよ柄に!

一段毎に柄が出てくると面白い!

もっと柄で出てくるのが早く見たくなり編みがどんどんと進みます。

色が入るとまた楽しい!

裏側をみると糸が絡まりやすくなっているので、時々様子をみながら糸を整え編み進めます。

※ポイント

柄によっては、配色糸を裏に渡して編んだほうが効率よく綺麗に仕上げる事が出来ます。

⚫︎裏に渡る糸が短い場合には、裏に糸が渡る方法。

⚫︎糸の渡りが長くなる場合や往復出来きず糸を切らないとならない場合は編み包む編み方が効果的です。

編みやすいようにテクニックを使い、どうしたら良いか編みながら考えて編むと良いですよ。

見頃に入れた柄が編み上がりました。

編み込み模様の仕上げ


次は糸始末。

裏側は複雑に糸が絡んでいたりするので吊れている箇所がないか確認をしながら、

編み地にアイロンを浮かしスチームをたっぷりかけて編み地を整えてから糸始末をします。

糸始末前の裏側
糸始末完了後


手仕事の仕上げ

編み込みでは表現できなかった部分の柄は刺繍をして仕上げ。
目は刺繍にした方が良いかどうしようかと最後まで悩みながら、かぎ針を使い表現をしました。


自動機の機械編みだと、糸を送る糸口の関係で配色に限りが出る場合がありますが、

手編みの場合は配色糸は何色でも入れることが可能です。
配色を入れた分編むのは複雑になり大変ですが。。。

今回は、元のデザインを大切に出来るだけ表現をしたかったので色や細部を優先して作りました。

お子さんの絵をセーターにされている作品も見かけ、

オリジナルの作品はとても素敵だなと思っていつか作りたいと思っていました。

今回好きなイラストで作れたので、

とても楽しく編むことが出来ました。

是非オリジナルの柄で作品を作る際にご参考いただけたら幸いです。

ではまたよろしくお願いいたします。




記事を書いた人

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向山 利ノ絵

ニットの仕事に就いていた事を活かしながら、編み物の魅力 アイディア マニアックな事まで発信できていけたらと思います。
よろしくお願いいたします。

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