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テープヤーンとは
テープヤーンとは平べったいテープの形状をしたものを大きく分類して”テープヤーン”と呼ばれているようです。
素材や糸の作り方も様々で、平べったい紐はもちろん生地をテープ状にしたものから、Tシャツから作ったTシャツヤーンなど幅広く指します。
”リボンヤーン”
テープヤーンの中でもリボンヤーンと呼ばれている糸は、絹や化学繊維などの細い糸テープ状に織った糸のことをいいます。手芸用の糸として使われることが多いです。
テープヤーンを扱う際の注意点
糸の形状も様々ですが、平べったい糸の特性を生かすためには効果的な編み地を選ぶ必要があります。
立体的な柄など少し凝った柄は余り効果がない場合が多く、ゲージもきついと糸の形状や風合いが損なわれます。
天竺の場合でもゲージを調整することで糸の形状を生かす事が出来て効果的な編み地になります。
凝った柄は余り模様が生かされないこともあるので平べったい糸の特性を活かすには、色々と試行錯誤しながら編み地を検討することをおすすめします。
平べったい糸が捻れないよう注意して編む
テープ糸の形状を活かしたい際に編み方を気をつけて編まないと編み目があっちこっち向いて揃わないことがあります。
その際にはテープ糸が捻れないように糸を送り出して編む必要があります。
テープヤーンの効果的な編み地
例えば天竺編みの場合、ゲージを調整することでテープの形状を生かすことが出来ます。
ゲージをゆるくして編むのがポイントです。
そして、テープヤーンを使った天竺裏目は凹凸の表情が出ます。
特にガーター編みは更に立体感が出ておススメです!
ゆるめに編んだほうが、テープヤーンの形状を損なわない編み地になりました。
ゲージをゆるくした裏目や、特にガーター編み
おススメです!
テープヤーンは、他の糸を一緒に引き揃えて編んでも効果的です。
モヘアの糸を引き揃えると冬素材に!
和紙のテープヤーンにコットンの糸を引き揃えると、糸も軽く上がり春夏っぽい編み地に仕上がりに!
紙のテープヤーンで作った夏用のショルダーバック
鉤針編みでしっかり編んでいても軽く仕上がります。
テープヤーンは糸の状態も様々で魅力的、ついつい購入しがちですが使い方が分からずそのままのものも。
少量でも余っている糸があれば、刺繍などで部分的に使うなどして工夫してみると面白い作品が生まれるかもしれませんね。
是非、糸を作ってみたり色々と編み地を試作してみたりと楽しんでみてください。
それではまたよろしくお願いいたします。