4/0号 かぎ針で編むセーブリッチのマフラー。

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大久保 千聖

こんにちは、大久保です。
昨年編んだマフラーが大活躍したので、みなさんにもオススメしたい。そんな気持ちで書いてます。
”60ろくまる”の毛糸「セーブリッチ」を使用した贅沢なマフラーです。毛玉にも一切さなず、やわらかい風合いもそのままで感動しました。
かぎ針編みは、編地に厚みがでるので仕上がりも重くなりがちですが、合細くらいの細めの糸を使用して編むと、程よい厚みに仕上がります。使用するかぎ針も4/0~5/0号とあまり細くないので上級者でなくても編むことが出来ます。

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使用した糸「セーブリッチ」

セーブリッチという糸は、”60ろくまる”の毛糸です。
カシミヤ80%セーブル20%の贅沢な素材を使用しています。
やっぱりカシミヤの手触りは格別。編んでいる時もずっとやわらかで幸せになれます。

番手:2/16 糸長:130g/1040m 合細くらい
混率:カシミヤ80% セーブル20%
使用量:260g(130gコーン×2個)

使用した道具「4/0号かぎ針」

使用した道具は、4/0号のかぎ針・とじ針・はさみ の3つのみです。

作り方

模様集と呼ばれている、かぎ針の模様の編み方がたくさん載っている本から好きな模様を選びました。

かぎ針の編み方は、編み図に書いてある通りです。基本的な編み方と編み図の見方が分かればどんな模様も編む事が出来ます。

私は、3つの模様を選びました。模様によって多少の幅の違いはありますが、それも味です。
①スカラップ

②ハート

③花

ゲージを取る

ゲージとは、試し編みのことです。10cm四方を試しに編んでみて、サイズを測ります。
仕上がりサイズを設定して、計算することによりサイズ通りに編むことが出来ます。
また糸の使用量も計算できます。

例:10cm四方→幅:10模様 長さ:5模様。 仕上がりサイズ→幅:50cm 長さ:150cm。

幅を計算・・・10cm:10模様=50cm:x模様  x=50模様
長さを計算・・・10cm:5模様=150cm:y模様 y=75模様

幅は50模様 長さは75模様 になります。

編み物は、同じ目数・段数で編んでも手加減によって大きさがバラバラになる特徴があります。サイズを正確に編みたい場合はゲージをとってから編み始めた方がいいです。
ゲージをとる時の注意点は、ゲージ用の小さい編地でも本番と同じ仕上げを行って下さい。
仕上げで、サイズが変わりますので。

仕上げ

セーブリッチの糸は糸に糸を作る時に必要な油分が含まれているので、編んだ後に洗う必要があります。
洗うことで、カシミヤ本来の柔らかい風合いが出てきます。
また編む過程でついた汗や汚れも洗い流すことが出来ます。

①洗う前に一度蒸気アイロンをかけます。
②38°の水に浸ける(体温が36°くらいなので、さわってちょっとあたたかいかないう感覚を目安に。)
1時間くらいは浸けておきます。浸ける時間が短いと洗剤の浸透率が悪くなるために仕上がりが悪くなります。
③中性洗剤を入れる。数回押し洗いします。(中性洗剤を入れると一気に油や汚れが浮いてきます。)
④水が透明になるまで、すすぐ。すずぐ時も押し洗いです。
⑤脱水 洗濯機の脱水を使用します。
⑥ハンガーにかけて、乾燥させる。
⑦仕上げのアイロン。蒸気アイロンをかけて形を整えます。

完成

仕上がりサイズは、幅60cm 長さ160cm 重さ260gになりました。
大判サイズですが、軽く仕上がっています。カシミヤセーブルならではです。
みなさんもぜひ、カシミヤセーブルの糸「セーブリッチ」を使用して、お気に入りのニットを作ってみてください。

記事を書いた人

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大久保 千聖

文化服装学院ニット科卒。ニットの会社で働いています。
小さいころから、編み物が好きです。編み物って楽しいですよね。編み物の楽しさを多くの方に知って頂き、編み物の楽しさを広めたい!と手芸ブランド「60ろくまる」をスタートしました。趣味はもちろん編み物。ほかにステンドグラスを作ったり、頻繁に旅行に出かけます。

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