こんにちは。
今回は模様配置のポイントをまとめました。
目次
- 柄の中心を決める
- 作図に模様を書き入れる
- カーブ部分の柄配置
- 次回に向けて
目次
柄の中心を決める
今回編み柄で大きな模様は、デザインポイントで入れたモチーフ編みの部分です。
大きな柄のどの部分を中心に置くのかを最初に決めます。
図のように、1つを中心にするのか(奇数)、2つを中心にするのか(偶数)、決定し、身幅の大きさに配置します。
今回は1つ(奇数)を中心にしました。
作図に模様を書き入れる
前回作成した作図に模様を書き入れていきます。
分かりやすくするために、実寸と1/2縮尺の2パターンの大きさで書いてみました。
実寸は実際に編むときに編み方を見やすくするため、1/2縮尺は全体の柄配置を見るために用意しました。(半身を書いています)
<実寸>
<1/2縮尺>
ここで、身幅の寸法調整を行います。
柄によっては目数のキリが良くないことがあります。
今回の柄は4目4段が1柄でミニマム単位なので、柄の配置が綺麗になるように、目数は4の倍数にしました。
また、両端に1目ずつ接ぎ代としてプラスしておくと、前身頃と後身頃を接いだときに柄崩れなく作ることが出来ます。
(この作成前に計算して柄を考えて作ることが、ワンランク上の仕上がりになり、製品の良し悪しを左右すると言っても過言ではありません!)
カーブ部分の柄配置、肩の引き返し
袖ぐり、衿ぐり、肩傾斜が該当します。
出来るだけ柄が自然になるように、作図に柄を配置します。距離や面積によって編み方を決めます。
目分量になってしまいますが、下記図のような大きさの順番があるので、カーブ部分に合うように、自然な柄を形成するよう書き入れます。
肩の引き返しは、棒針の場合に該当しますが、かぎ針編みのときはカーブ部分同様、傾斜に合うように編み方を記入していきます。
さあ、図面が出来たらひたすらパーツを編むのみです!
次回に向けて
今回はノースリーブなので袖がありませんでしたが、袖ありの製品が作れるように次回は袖作図の方法をご紹介致します。
それでは、また。