家庭用編機 ゴム編み機の設置の仕方

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向山 利ノ絵


天竺の組織などを編むのに便利な家庭用の編み機
現在でも玩具や本格的な物など販売されているようです。

現在販売されている編み機についてはわからないのですが、昔は様々なメーカーから家庭用の編み機が販売されていたこともあり編み機の種類はもちろん、持っている編み機に設置することでより幅を広げて楽しめるような付属品もあったようです。

その中で、 ゴム編みが編める便利なゴム編み機という機械があります。

※使用している編み機は20年以上前のブラザーの編み機になり、既に廃番になっているものなので現在は取り扱いのない機械になりますが現在も現役で使用しています。

このような品があったという紹介も込めて記事にしたいと思います。

ゴム編み機用の機械

奥にしまい込んでしまっていたためそこから出されることもなく。。。数年

閉まっていてはもったいない!!
せっかくあるのだから使わなくっちゃ!!っと長年しまいこんでいたゴム編み機を出してみることにしました!

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ゴム編み機


家庭用編み機は天竺やタックやレース編みなど基本的な編地を作ることが出来る
片版の編み機になります。

ゴム地を編みたい場合は両面の組織を作る必要があるため、タッピという道具を使い目を返することで ゴム目を作ることができます。


タッピ返しという地道な作業
裏目を表目に変えていきます。


専用のゴム編み機という機械があり、家庭用編機に取りつけることで片版→両版の編み機になり
ゴム地などの両版組織の編み地を簡単に編むことが可能になります。

使っている機械はブラザーの編み機になり機種によっても設置の仕方が異なるかと思いますが手持ちの太機を使ってゴム機のセッティングの仕方をご紹介したいと思います。

箱の中には

家庭用編機のような針の付いたゴム編機版とキャリッジや重りなどが入っています。

ゴム機の設置の仕方

1.まず、ゴム機をつける為に家庭用編み機の準備をします。
家庭用編機についていた取り付け金具を外し(後で使います)、ゴム編機用の金具に取り換えます。

編機が持ち上がり角度がつきます。

2.ゴム機を付ける為の金具を家庭用編機の左右に取り付けます。
取り付けるパーツにはわかりやすく R,Lと記載されています。

先程、左右に取り付けたパーツに ゴム編み機を差し込んで取り付けます。

差し込むだけなので簡単に取り付けられます。

ゴム機の後ろにある支えを降ろし
家庭用編機の取り付け金具を使って テーブルに固定します。

本機についていたキャリッジを外し、ゴム編み機用のパーツを取り付けます。

ゴム編機のキャリッジをゴム機のサイドからスライドさせて取り付けます

ゴム機を持ち上げて編める位置に固定出来ると、ゴム機とのキャリッジが合います。

後は、ゴム機の左側に振りハンドルを差し込むのを忘れずに装着し

家庭用編機の糸案内を本機使用時と向きを逆にします。全て逆にします(←全てがポイントです
糸案内も全て逆に入れ替えたらゴム機の設置完了です。

思ったより組みたてはスムーズに出来ました。

編み機がパワーアップしたようないで立ちに!!
両版になったことで編める巾が広がります。
ゴム機を使って編める編地などをまた紹介していきたいと思います。

それではまたよろしくお願いいたします。

記事を書いた人

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向山 利ノ絵

ニットの仕事に就いていた事を活かしながら、編み物の魅力 アイディア マニアックな事まで発信できていけたらと思います。
よろしくお願いいたします。

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