ちくちくと無心になる 刺し子

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向山 利ノ絵

編み物の合間に,刺し子にはまっています。

刺し子とは


ひと針ひと針ぐし縫いをして仕上げていく刺繍で、
厳しい寒さをしのぐために布を重ねて衣類の保温性を高めたり、布の補強を目的として始まったといわれ 東北の寒い地方で受け継がれてきた日本の伝統的な手法の一つです。

刺し子の素朴な模様には様々な願いが込められている伝統の柄も多いようです。

針と糸と2枚に重ねた布があれば、あとは運針をし針仕事をするだけで誰でも気軽に楽しめることができるのも魅力度です。


編み物と同様に、刺し始めると取り憑かれたように1日2段、4段と少しづつですが空いた時間を使っては手を動かします。

模様によっては、糸を引くたびに模様が出てくる柄も!!



模様編みが編みあがってくるのが楽しみな感覚と同じでしょうか? (笑)

完成した刺し子のふきんは

カゴにかけたり、普段使わない時に電化製品の埃を防ぐ役割や目隠しにも、台所に手刺し模様が映えます。

実用的な作りやすいふきんからはじめ、
ひと刺しひと刺し時間をかけて作った作品は、使い勝手が思った以上に良く
長く使えて重宝する物になりそうです。

刺し子はどこにいても手元で作業が出来て

ちくちくと無心になり癒される。

なんだか編みものと同じような魅力がありますね!!

こちらは最近祖父母の家から出てきた
何十年も前に作られたこたつの上掛けや布団を包んでいた布。

着物地や消防着を利用して作られているようです。
使わなくなった生地を、何枚か重ね繕われており 何年たった後でも大変な手間暇をかけて作られた布からは手仕事のぬくもりを感じ、圧倒的な存在感があります。

世界の刺し子
インドのカンタ刺繍

カンタとは、着古したサリーなどのの生地を何枚にも合わせてひと針ひと針縫い合わせていく刺し子の刺繍。布を縫い埋めるような自由な柄が多いのも特徴です。
刺繍をすることで補強をして生地を再利用しています。


生地を重ね合わせることでリバーシブルな物も多くあり、素材など様々ですが独特な柄もあってとても魅力的です。


ラグやストールなどの作品も多くあり、古布を使用している為同じ物はないため
色など好みの品を見つけるのも楽しみの一つです。


それではまたよろしくお願いいたします。

記事を書いた人

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向山 利ノ絵

ニットの仕事に就いていた事を活かしながら、編み物の魅力 アイディア マニアックな事まで発信できていけたらと思います。
よろしくお願いいたします。

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