伸びてしまったゴム編みに 後から伸縮性をだすテクニック

- 更新日
- 2020.11.19(木) 12:55
- (投稿日 2020.11.19(木))
セーターを着る機会も増え、少し暑い日には腕まくり。
腕まくりしても直ぐに袖口が落ちてきてしまう。。。そんな経験ありませんか。
伸びてしまった衿ぐりや袖口や裾のゴム編みはアイロンを使って簡単に縮めることが出来ます。
アイロンをかける際には 必ず編み地から浮かせた状態で蒸気をプシューとたっぷりあててくださいね。
手で少し揉んだりするとより効果的です。

アイロンを当てるだけで ゴム地に凹凸が戻るので簡単です。
蒸気を当てることで、編み目が元に戻ろうとしゴム地は縮みます。
しかし一時的に縮んだ編み地は、着脱を繰り返すことでまた伸びてきてしまいます。
ニットに隠されているストレッチ糸
ニット製品には伸縮性をもたす為、付属部分にゴム編みという編み方が使われることが多く
しっかりとしたゴム地にするため、伸び止めとして、伸びの無い編地に伸縮性をもたせる為にとストレット糸が使用されることがあります。
業務用のストレッチ糸は、行く通りのカラーに合わせられるように多彩な色数から色を合わせることが可能です。
なのでストレッチ糸が入っているかいないか分からない位に色が合っている製品が多いです。
手芸店などで売られているストレッチ糸は色が限られます。
主に黒、白、透明の物が販売されています。ストッキングのような細さの糸です。

シャーリング糸はもう少し色数があるので、ニットの素材によってはシャーリング糸を使うのも1つかと思います。
今回、補修しているセーターに対しては特に頼りないくらい細く感じますが、
このストレッチ糸が良い仕事をしてくれるのです!

ゴム編みにストレッチ性を出したい際に有効な方法のご紹介です。
内側のリブ山部分に鎖編みでストレッチ糸を編んでいきます。
アイロンを当てることで縮むので、きつくならないように注意しながら適度に鎖編みを入れると良いです。
下記のようにゴム編み部分全体に何本がすると効果的
蒸気アイロンをかけると、更に縮みます。


しっかりと伸縮性のあるゴム編みに変身しました。
腕まくりしてもしっかり止まります。

後からでも、簡単に出来る方法です。
伸縮の足りなかったゴム編み部分や伸びてしまったゴム編み部分をストレッチ糸を入れたことで一時的ではなく持続的に伸縮性を出すことが可能になります。
是非お試しください。
それではまたよろしくお願いいたします。