ドライクリーニング推奨商品は、なぜ水洗いが出来ないの?

服部 あいこ
服部 あいこ

こんにちは。

ニットって、洗濯が難しい。というイメージがありませんか?

ニット製品はクリーニング屋さんにお任せしている方も多いかと思いますが、

最近はウォッシャブルニットをうたった製品も増えてきています。

やはり自宅で洗えると便利ですよね。

洗濯表示でこのように記されているものは、

自宅での水洗いやウェットクリーニングではなく、ドライクリーニングを推奨されています。

今回は、このような表示の商品がなぜ洗えないのか?

洗ったらどうなるのか?について書いていきたいと思います。

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事例①ウール100%

羊毛ウールの糸には、大きく分けて、防縮ウールと未防縮ウールの2種類に分類できます。

防縮ウールとは、文字の通り縮みを防ぐ加工がされていますので、

自宅での洗濯が可能な製品もあります。

いわゆる”ウォッシャブルウール”とうたわれている商品には、

防縮ウールが使用されています。

では、未防縮ウールを洗うとどうなるのか。

…答えは、縮んでフェルト化してしまいます!

ウールは、濡れた状態で摩擦が加わると毛が絡まってフェルト化する特性があり、

(この特性を利用して、わざとフェルト化させた商品もあります!)

その為、自宅での洗濯ではなく専門店でのドライクリーニングを

推奨している。という事なのです。

ウールのセーターをうっかり洗濯機で洗ってしまって、

ものすごく小さく硬くなってしまった!

なんて経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

事例②レーヨン混

レーヨンが入った混率の商品も、水洗いNGの表記を見かけることがあります。

レーヨンは、木材パルプ セルロースから作られる再生繊維です。

光沢感があり、肌触りも優しいので着心地が良いのが特徴なのですが、

ただ、水に弱い特性があります。

(木材からできているので、紙が水に濡れると弱くなってしまうのと、

同じ原理なのかなと、個人的に解釈して納得しています。)

水で洗うと、縮んでしまったり、皺になったり、輪染みになったり…

という事が起きやすいです。

すべてのレーヨンが水洗いNGではなく、水洗いが出来る素材もありますが、

お洗濯の際は、優しく扱うことがお勧めです!

自宅で洗濯するときに気を付けている事

私の個人的な注意点ではあるのですが…、紹介します!

・出来るだけニット製品は洗濯機を使用せずに手洗いする。

洗濯機対応の表記でも、出来る限り手洗いにしています。

縮んでしまってもいいかな…という時は洗濯機で洗うこともありますが、

必ずネットに入れるようにしています。

・ドライクリーニング推奨の商品は、無理せずクリーニング屋さんにお願いする。

・温度の高いお湯は使わず、水で洗う。

・長い間付け置きしない!

色移りを防止するためです。

・洗剤は中性洗剤を使用する。

・平干し用のハンガーを使用する。

・タンブラー乾燥機は使用しない。

洗う時は大丈夫でも、乾燥機に入れて縮んだり皺になったり、

引っ掛けてしまったり…なんてこともあるので、乾かすときは平干しがお勧めです。

・長い間、日の光に当てない

特に白いアイテムですが、日の光に当たると変色してしまうことがあります。

先日、ニットではないのですが白いTシャツの色が変わってしまい落ち込みました。

今年の日差しは強すぎますね…。

簡単なことばかりなのですが、参考になればうれしいです。

それではまた次回!

記事を書いた人

服部 あいこ
服部 あいこ

文化服装学院ニットデザイン科卒。編み物はもちろん、ワークショップや工芸体験などものづくりが好きです。よろしくお願いします!

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