袋編み出し
店頭に並んでいるセーターの裾や袖口によく使われている手法。
メリヤス編みで袋にしっかり仕上がり縮まりません。
袋編み出しは天竺袋ともいい一般的な技法になります。
手編みだと、どうやって編むのでしょうか?
色々とやり方はあるとは思うのですが、今回は売り物みたいな綺麗な仕上がり方法
袋編みの編み方と仕上げ方をご紹介をしたいと思います。
目次
袋編み出しの編み方
1. 編み出しは、捨て糸もしくは編み出しテープを使います。今回は捨て糸で編みをスタート
2. 抜き糸(滑りの良い糸)で1段編みます
3.ベースの糸で編みます
●ポイント
編みはじめにかがり用の糸をとっておき裏目から編みます。
(かがり用の糸はとらなくても可。その際には通常通りに表目から編んでOK)
袋編み出しの仕上げ方です
1.ベースの編み出しの目を棒針に移します。目の向きに注意してくださいね
2.抜き糸を抜きます
3.棒針に編み目を全て移し、折り返し袋にします
4.かがり糸で下記のように下から上に目をとります。
目の拾いかた間違えないようにご参考ください
5、上から下に目をとります。
目の拾いかた間違えないようにご参考ください
6.棒針の目を下記のように拾います
4.5.6の繰り返し 全ての目を拾い閉じていきます
【 表 】
【 裏 】
素晴らしい仕上がり
色が同じだったり、毛足が長く編み目が見えないような素材は同じ列の目を拾っていくので難しいかもしれません。
その際には袋とベースの色を変えてまずは練習してみるとよいかと思います。
ゴムの袋編み出しも出来ますし、裾線になるところを引き上げたり穴を空けることで凹凸を出しデザインポイントにすることも可能です。
袋の中は空洞なので紐やゴムを通すこともできます。
本当に綺麗な仕上がり
作品作りにご参考にお役に立てれば嬉しいです
それではまたよろしくお願いします。