覚えておくととっても便利 ほどいた毛糸を再生する方法

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向山 利ノ絵

昔はよく祖母からセーターを大人の物から子供の物に編み直したとか聞いたものですが
最近は古くなれば捨ててしまい、そういった物に愛着を持ち大切にする習慣が無くなってきてしまっているように感じますね。

さて、編み物をする人であれば常に編み直しは良くあるものです。
今回はほどいた糸の再生方法をお教えしたいと思います。
ぬるま湯に浸けて戻したり、蒸し器に入れて戻したり、やかんの蒸気などで直す方法もありますが
蒸気の出るアイロンと自身の手が有れば毛糸の再生が簡単に出来るので覚えておくとっても便利ですよ。

 

 

目次

  • 解きながら手に巻いていきます。
  • スチームアイロンをかけます。
  • もう1度手に巻いていきます。
  • まとめ

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解きながら手に巻いていきます

編んでいた物を解く時

古くなったセーターを編み解く時  解くと糸がチリチリになってしまっているんですよね。

 

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解いた糸は縮れ麺のようなチリチリの状態です。
このチリチリの糸で編んでも綺麗な編み目が出来ません。

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そこで糸をもとの近い状態に再生したいと思います。

この手に糸を巻く方法は道具も要らないので覚えておくととっても便利です。
余った毛糸も絡まないようにしたり出来るので、編み物をする際には良く使う手法です。

チリチリの糸端を小指に2~3回巻いて
糸が動かないように固定します。

DSC_1738矢印の方向に(親指)糸を掛けます。

DSC_1739親指からぐるっと人差し指に糸を掛けます。
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上記を繰り返して糸を手に巻き取っていきます。
だんだん手が毛糸に埋もれてきます。

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糸端は外れないように毛糸玉の中に入れ込みます。
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親指と人刺し指から糸を外すと下記のような状態に巻き上がります。

小指に掛けていた糸は、編み際に引き出す糸になるので分からなくならないようにして下さいね。
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スチームアイロンをかけます

アイロンを浮かせながら蒸気をたっぷり糸にかけて下さい。
ひっくり返したりしながら中まで蒸気を浸み込ませます

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もう1度手に巻いていきます

冷めるのを待ち、もう1度巻き直すと下記のように綺麗な状態に戻ります。

中から糸を引出して
編み物が出来る状態になりました。

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まとめ

なかなかセーターを解いて編み直すというのは手間が掛かるので現実的ではないかもしれません。

この手に糸を巻く方法は、余った糸を小巻に保管したい時や多本取りにしたいときに巻きを増やす事も簡単に出来ます。
日々の編み物をするときに使うと大変便利なテクニックですのでぜひ実践して習得してみて下さい。

それではまた宜しくお願い致します。

記事を書いた人

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向山 利ノ絵

ニットの仕事に就いていた事を活かしながら、編み物の魅力 アイディア マニアックな事まで発信できていけたらと思います。
よろしくお願いいたします。

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