ニットの虫食いや大きい穴の補修方法

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向山 利ノ絵


今シーズンセーターを着ようと収納ケースから出してみたら

虫に食われて穴が開いていた!なんてことありますよね。


そして、大切なニットに限って穴があきます。

虫も人間と同じように美味しい物が好きだからです。
ウールやシルクの高級な繊維は虫にとってもご馳走です。

穴をあけてしまう原因は様々ですが

ニットは糸が切れてしまうと直すことが難しくなります。
少しの穴なら比較的直し易いのですが、大きく穴が開いてしまった場合には編み目がない場合が多く直すことも難しくなるため専門に出すと非常に高価な補修費になります。

そんな時にとても役立つ直し方をご紹介したいと思います。

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大きい穴の補修方法 . 編み目を新たに作る


下記のような穴開き
1段分糸が無い状態です

メリヤス接ぎをします。

このくらいの穴であれば、メリヤス接ぎをして補修しても綺麗に仕上がるかと思います。

または、目を拾い糸をキューっと絞る方法でも下記のように穴を補修することが出来ます。

1段くらいなら上記の方法でも良いですが、
糸が無い段が1段以上になると段が不足しているので、上下でくっつけた部分が吊ったような見え方になってしまいます。

そこで、先ほどの新しく作った大きい目(必要な段数分の長さにする)に下記のように針を刺して
新たに目を作っていきます

そうすると虫食いにより無くなっていた目を作ることが出来ます。

大きく段が無いときに、新たに目を作りだすことが出来るので
非常に役立つ補修方法です。

虫食いによる穴を防ぐには
食べ物などの汚れがついた場合には早めに落とすようにし、
タンスにしまう際には綺麗な状態にしてから防虫剤を入れるなどし
大切な衣類を虫食いから予防をしましょう。


それではまたよろしくお願いします。

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向山 利ノ絵

ニットの仕事に就いていた事を活かしながら、編み物の魅力 アイディア マニアックな事まで発信できていけたらと思います。
よろしくお願いいたします。

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