こんにちは~。皆さんお元気ですか?私は口を開けば「暑い、暑い」の連発でかなりグロッキー気味です。
プールに浮かびながら冷たいかき氷を食べて涼んでいたい気分の毎日です。皆さんも熱中症には気を付けて下さいね。
そんな暑い中、涼しげなニットを羽織って暑さ対策や冷房対策に一役かってくれる夢の様な加工が有ります。
その名は『コンニャク加工』です。今回はその『コンニャク加工』についてお話をしたいと思います。
目次
- 目次1.『コンニャク加工』ってなに?
- 目次2.『コンニャク加工』の加工工程
- まとめ
目次
1.『コンニャク加工』ってなに?
『コンニャク加工』とは、おでんやお鍋などの具材として美味しく食べられている蒟蒻芋を主成分としています。
そしてこの蒟蒻芋をペースト状にしてセルロース系繊維の糸(綿、レーヨン)にコーティングする事で麻の様な清涼感のある風合いの糸を作る加工なんです。
2.『コンニャク加工』の加工工程
1.『コンニャク加工』の原料となる蒟蒻芋は世界遺産で有名な富岡製糸場の近く群馬県の上州地区で多く生産されています。
こんな感じで蒟蒻芋を掘っています。因みに蒟蒻芋の最盛期は11月だそうです!
2.掘った蒟蒻芋は粉砕加工場に運ばれて粉の状態に加工されます。
3.運ばれた蒟蒻芋は泥や土などを洗い流して綺麗な状態にします。
4.綺麗になった蒟蒻芋はカットされ乾燥をして水分を取り除き粉砕して粉の状態にします。
5.この粉砕された粉の蒟蒻芋をペースト状にして糸を潜らせる事により『コンニャク加工』糸が出来上がります。
因みに糸こんにゃく、白滝はこんな感じで作っています。
6.『コンニャク加工』糸の出来上がり。(綿100%の糸に『コンニャク加工』を施しました)
まとめ
『コンニャク加工』糸の主成分は蒟蒻芋なので天然成分で人や自然にも優しく環境破壊も無くエコな原料となります。
又、蒟蒻芋は肌にも優しく化粧品の成分としても使われています。
次回は『コンニャク加工』糸をいくつか紹介したいと思います。
ではまた~。