みなさん、こんにちは。
また素敵なニットを映像に見つけたのでご紹介したいと思います。
目次
朝の連続テレビ小説「なつぞら」
某局の朝の連続テレビ小説なつぞらは、戦争孤児となった広瀬すずさん演じるヒロインなつが、独り立ちするまでは北海道、アニメ製作を志して東京を舞台にした、アニメーターの奥山玲子さんの立志伝です。
特に東京編からは時代の流れなのか、色鮮やかなニットを登場人物たちがまとっていました。
東京編では、お洒落で衣装持ちの山口智子さん演じる東京の母のような存在のあやみさんの影響で、ヒロインなつは鮮やかなニットと共にあか抜けていきます。
最初に気になったのはこの鮮やかな緑のケーブルのカーディガンです。
時代背景的にSHIMASEIKIの自動機が活躍を始めた頃でしょうか??
複雑なニットの地柄表現が可能になってきていることがうかがえます。
また、釦が共生地のくるみ釦なところがかわいいです。
こちらのニットは、杢糸ですね。
設定も、東京から北海道に帰省したときに着ているニットなので、少しリラックス感がありますね。
この時代から、このような杢糸はあったんですね~!
ニットのテーラードカラ―
渡辺真由さん演じる先輩の茜さんの着ているニットは、ミラノリブで身頃と衿を編み続きで編立て、端を天竺テープでリンキングしている・・・ように見えます。上衿に関しては同色のレースが施されていますね。
こういったジャケットを作成する際は、ニットだとパターン勝負です。しかし、ニットは体の動きにフィットするので実はニットのジャケットはとても着やすいアイテム。
私もニットジャケットを作ろうかなと妄想中です。
フェアアイルなどのシングルジャカード
井原六花さん演じる同僚のももっちはよく他色使いのシングルジャカードを着ています。
これも自動機で編んでいるのでしょうか。手編みでなければ価格もそこまで値は張らなそうですよね。
20代の上京してきた働く女性も、おしゃれにお金を掛けずに工夫している描写がありました。
ここまで色使いがはっきりしているのは、なつの影響なんだとか。
メンズニットのインターシャ
なつの将来の夫になる、中川大志くん演じる一久さんは、インターシャの代表格であるアーガイル柄のベストをよく着ていました。
もう完全にSHIMA SEIKIの製品であることがわかりますね。
メンズ商品に、特に取り入れられた時期だったのではないでしょうか。靴下などもよく見かけますね。
まとめ
連続テレビ小説は特に時代背景を調べて、どんな人が見ても違和感のないようにしているというのを聞いたことがあります。
衣装を見る楽しみは、そういったことも考えてみると、違った面白さを発見できるのではないでしょうか。
これからも新しい発見をしていきたいと思います。
それでは、また。