ニットに隠されているストレッチ糸とは

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ニットラボ 編集部

こんにちは、ニットラボの鈴木です。
今日はニットの縁の下の力持ち、ストレッチ糸についてご紹介したいと思います。

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ニットの伸縮性

皆さんニットを来ているうちに袖口や衿口が伸びてしまった…というご経験はありませんか?
特に、袖まくりをするクセなどがある人は要注意ですよね。
ニットの袖口や裾口には写真のような伸縮性のあるリブ編み(ゴム編みとも言います)が使われていることが多いのですが、その名の通り伸び縮みすやすいため、伸びっぱなしになってしまうことがあります。

伸びてしまった袖口↓

 
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伸びないようにするために

そこで伸縮性をキープして、しっかりとしたゴム地にするために、ストレッチ糸が使用されることがあります。
ストレッチ糸とはポリウレタンやナイロンでできた補強用の糸です。
この糸を一緒に編むことによってリブの伸縮性が増すので、袖や裾が体にぴったりフィットして、伸びても元の形に戻りやすくなるんです。

糸はこんな形状をしています。とっても細いです!

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色も豊富なので、ニットの色に合わせることができます。

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※ただし残念ながら、通常は2本の糸を表裏同時に分ける「プレーティング」という編み方で使用されるので、手編みで編むことは難しいです(_)

普段着用している時にはなかなか気づきにくいですが、実はいろいろ細かい工夫がされているニット製品。
奥が深くてますますLoveKnitになりそうですね♪

それではまた!

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ニットラボ 編集部

日本で一番ニットが好きな私たちが、ニットを楽しむための情報を発信しています。着て楽しむニット、編んで楽しむニット、見て楽しむニット、集って楽しむニット(編み物)などニットの楽しさはたくさんあります。

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