アイルランドの家紋 アラン模様に込められた意味

こんにちは、赤石です。

最近、近所でウグイスが鳴いていて春を感じます。
なんかちょっとへたくそなんですよね~。
「ホ、、ホ、ホケ、キョ!」みたいな。癒されます。

 

さて、先日のブログ『アイルランドの家紋 アラン模様に込められた意味』で、アラン模様の柄の意味について書きましたが、まだまだ他にも編み柄があるのです。

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生命の木(Tree Of Life)

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子供の成長と家族の長寿を願って、子孫繁栄を願い、すくすくと伸びる木に例えて表現しています。
下向きに広がる木は、木全体の姿を表し、上向きに広がる木は、枝の広がりを表しているそうです。

素敵な名前だなと思って調べたら、”生命の木”という言葉は、旧約聖書に出てくるみたいです。
アダムとイブで有名なエデンの園に生え、2人が食べた知識と善悪の実と合わせて食べると、神に等しい存在になれるとされていました。

仏教でも沙羅双樹が出てきたり、北欧神話でも世界樹が出てきたり、昔から人は木をさまざまな象徴やモチーフとしてきたんですね~
日本の神社でもご神木が大切にされていますし、神聖な意味で考えられているのは、世界共通なようです。

そういえば、なんか聞いたことあるなって思ったら、ツリーオブライフっていう映画もありましたね~。

 

ダイヤモンド

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ジグザグの模様は、仕事や財産、結婚、出会いや別れも含めて人生で経験する浮き沈みを表しています。

ノット

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木苺やブラックベリーの実を表しています。
アイルランドではとても身近な果物なんでしょう。

ノットはほかの模様と組み合わせて使われているのをよく見ますよね~。

生命の木との組み合わせ

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ダイヤモンドとの組み合わせ
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ノットは子供を表すこともあるようです。
ダイヤモンドと組み合わせると、人生と子供の組み合わせということにもなりますね。
子供を思う気持ちが強まっているように感じます。

おわりに

伝統的なアランセーター。事故で亡くなられた漁師が着ていたセーターの柄を見て、どこの島のどの家庭の人なのかがわかり家族の元に帰れた。という話もあるくらい暮らしに深く関わっていたんですね。

模様の意味を考えてみていくと面白いですね。
まぁ意味を込めて作ったものはほとんど見れないと思いますけど、、、、自分で編むときは考えてみるのもいいかも。

現在アイルランドでは、実際に手編みをする人は減ってきていて、機械編が普及、
ニット産業として新たな歴史が作られています。
一度行ってみたいですね~。

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