アイルランドの家紋 アラン模様に込められた意味

こんにちは、赤石です。

雨が多いですね。週末も天気があまり良くないので、なんとなく家にこもっていました。
DVDでのぼうの城を見ていたのですが、戦国時代の戦では大勢の軍を率いているにも関わらず、相手が一騎打ちを挑んで来たらこちらも一騎で迎え撃つなんて美学があって、戦に生き方や信念を求める時代だったんですね。

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そんな中でののぼう様は、農民に慕われるような人望がある一方で何を考えているのかわからない怖さみたいなものもあって、とても異質な存在でした。
すごい浮いてるんですよね。何もかも。
そんなのぼう様の話も漫画みたいにありえないような展開も面白いんですけど、これが史実に基づいていると思うともうぐっと興味が沸きます。
ちなみに原作がありますが、あとから読むことをお勧めします。(比べるとやっぱり物足りない部分でますよね~)

 

で、そんな戦争中に拠点を構えるわけですが、幕や旗にはそれぞれの将軍の家紋が書かれていました。鎧や衣装や、武器の色にもそれぞれ意味があったり、個人個人のこだわりや思いがあったりして、(この辺は映画ではあまり出てこないのですが・・)より人物を身近に感じました。掘り下げていくと家紋一つでもストーリーがあっておもしろいんでしょうね。

i320敵将 石田光成の家紋

さて、そんな日本でいう家紋にあたるものをニットで表現しているものがあります。

今はどこでも見かけるアラン模様のセーター
この柄一つ一つに込められた意味をご存じでしょうか??

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発祥の地であるアラン諸島では、模様の組み合わせでどの島のどの家で作られたかわかるように、それぞれの家庭で独自の柄を編んでいました。着ているセーターがその人の素性を証明していたんですね~。

アラン諸島は、農耕にはあまり適した土地ではなく、農業と漁業を合わせて生活していることがほとんどだったようです。
アラン諸島で飼育されている羊は、ウエストポートマウンテンという山岳種で、毛が短くて荒く、張りと弾力性があり、これを油を残したまま編むことで、水にも強く、漁に出るにはピッタリ。
1色で厚みを出すために凹凸にある柄を使い、フェルト化させて雨や風の厳しい環境から漁師を守っていました。

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そんな機能性と想いが込められた柄の意味を調べてみました。

縄柄(Cables)

名前の通り、縄につながる意味があります。
漁師には命綱、農夫にとっては収穫物を束ねた縄を連想させます。

他にも、小麦の穂、かもめ、波を連想させるものがあり、それぞれの生活にとってとても身近なものばかりだったんですね。

縄柄にもいろいろな種類があり、目数の組み合わせなどでかわるので、すべてが伝統的とは言えないかもしれませんが、いくつかご紹介です。

シンプルケーブル
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ダブルケーブルIMG_2504

プレートケーブル
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チェーンケーブル
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どれも見たことがある柄ではないでしょうか??
これの組み合わせで、違う模様になったりもします。

例えば、プレートケーブルを連続して並べるとバスケットケーブルという柄になり、
チェーンケーブルは、ウェーブケーブルを2つ君合わせてできています。

網柄(Honeycomb)

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漁の網を広げた模様、果樹園の網棚を表しています。
また、蜂の巣にも見えることから、働き蜂を連想し、一生懸命に働く、という意味もあります。
(私は蜂の巣柄と覚えていましたが、網だったんですね!)

これもチェーンケーブルの組み合わせで編めますね。

ちょっと長くなってきたので、次回に分けます・・。

お手持ちのセーターの柄はあったでしょうか??

歴史って楽しいですね。高校生のころ一番好きだった教材は、地図帳と歴史の資料集だったことを思い出しました。
ではまた次回に

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赤石 菜々子

赤石 菜々子

ニットラボの赤石です。 ニットと糸を作る会社で働いています。 奥が深くて、楽しいニットのことを書いていくので、楽しんでもらえたらと思います。

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