2目ゴム止めが出来ない場合の対処方法

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大久保 千聖

こんにちは、大久保です。先日 野口智子さんの「わたしのセーター」より”丸ヨークのつぶつぶセーター”を完成させました。そのパターンの中では、衿が2目ゴム編みで編み終わりの始末方法「伏止め」でしたが、せっかくなので2目ゴム編止めに挑戦しようと思ったのですが・・・。2目ゴム止めは難しい。なんか収まりが悪いな~・・・。

そこで、何とか2目ゴム止めを使用しなくてもいい方法を考えました!そしてひらめきました!!

2目ゴム止めの最終段を1目ゴム編みにして、1目ゴム止めで始末をする!

こちらが、その方法で仕上げた部分です。

ね!きれいに収まってますよね。これで、2目ゴム編みの編み図を避けなくて済みそうですね。
1目ゴム止めができない方は、ぜひ覚えた方がいいですよ。作品の完成度がぐぐっと上がります。

では、詳しく説明します。

 

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2目ゴム編み・・・表目で伏せ止め。

編み終わりに使用されるもっとも基本的な編み方「伏せ止め(ふせどめ)」です。簡単です。

<編み図>

<編み地>
すっきりとキレイに見えますが、さわるとちょっと固くて違和感があります。

 

2目ゴム編み・・・2目ゴム止め

2目ゴム編みの編み終わりに使用される2目ゴム止めです。ですがちょっと難しいです。

<編み図>

<編み地>
キレイに収まってますが、糸の渡りの部分が長くなってしまうことと、調節が難しいです。

 

2目ゴム編み・・・最終段を1目ゴム編みをして、1目ゴム止め

こちらが、今回ひらめいた編み終わり方です。
1目ゴム止めができる方にはなってしまいますが、2目ゴム止めよりははるかに簡単です。
そのほかにも、ワイドリブと呼ばれる。「表が3目、裏が2目のゴム編み」や、「表が4目、裏が4目のゴム編み」などにも応用が利きます。どの編み地も最終段を1目ゴム編みにすればいいのです。

<編み図>

<編み地>
ふっくら感があり、触り心地も収まりもいいです。

 

冒頭にご紹介したのは、野口智子さんの「わたしのセーター」より”丸ヨークのつぶつぶセーター”です。つぶつぶがとってもかわいいセーターです。メリヤス編みがほとんどなので初心者にもおすすめです。
糸は、「トリオ(ベビーアルパカ52%ウール12%ナイロン36%)100g/260m」350g使用。

パターンが載っている本はこちら


わたしのセーター
みなさんも、2目ゴム編みを襲れずに、編み物を楽しみましょう。
ではまた。

記事を書いた人

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大久保 千聖

文化服装学院ニット科卒。ニットの会社で働いています。
小さいころから、編み物が好きです。編み物って楽しいですよね。編み物の楽しさを多くの方に知って頂き、編み物の楽しさを広めたい!と手芸ブランド「60ろくまる」をスタートしました。趣味はもちろん編み物。ほかにステンドグラスを作ったり、頻繁に旅行に出かけます。

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