夏に編むおすすめの毛糸「マグノリア」

大久保 千聖
大久保 千聖

こんにちは、大久保です。夏は、夏用の素材を使った糸があります。夏のニット用の素材は少なく、メインはコットン・麻・和紙・レーヨンです。

なので、夏用の糸づくりは形状や色に変化をつけたりして糸を作ります。
撚糸の技術が感じられるのが夏糸の楽しみでもあります。

今回は、夏に編むのにおすすめの糸をご紹介します。私は、普段は糸を作る仕事を行っているので糸の作り方も含めてご紹介しますね。

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夏におすすめの糸「マグノリア」

「マグノリア」糸のこだわり スラブヤーン

「マグノリア」は、綿のスラブヤーンと麻の糸を組み合わせた糸です。
スラブヤーンとは、太い部分と細い部分が混ざった不均一な糸のことです。太い部分を節(ふし)と言います。
メリヤス編みを編むだけで、節の部分はポッコリでるかわいい糸です。

マグノリアは、綿のスラブヤーンと麻の糸をさらに撚糸した糸です。
綿のスラブヤーンのみではやわらかい糸になってしまうため、麻の糸と組み合わせることで、麻糸の特徴であるさらったとした編み心地や肌触りをつくっています。

また、麻にはもともと、麻本来の色(グレージュ)がついています。綿はもともと白い色です。ナチュラルな色は、グレージュと白の色の組み合わせもこの糸ならではで、わたしは好きです。

 

「マグノリア」糸のこだわり 毛羽がないきれいな見た目

スラブヤーンの作り方は、糸の撚りを強くかける所と、撚りをかけない所の差で形状を出しています。
撚りをかけないところが、ふわっとなり太く節(ふし)の部分になります。ふわっとしているので毛羽が出やすいです。この毛羽は摩擦でもっともけもけ、ケバケバになってしまい見た目があまりよくないです。

特に綿は、繊維の長さが短いので、ケバケバになりやすいです。

「マグノリア」は、このケバケバを抑えるために工夫をしています。

それは、「シルケット加工」です。綿の繊維の断面を伸ばして整えることで、繊維の絡まりが少なくなります。
ストレートパーマみたいな感じです。

毛羽を防げているのできれいなスラブの形状が維持されます。形状と品質が安定します。

「マグノリア」糸のこだわり 光沢感

シルケット加工は、もともとシルクのような光沢を出す加工です。麻は、もともと繊維に光沢があります。
なので、マグノリアには光沢があります。繊維本来の光沢なので、とても自然なつや感が上品です。

また糸の名前である「マグノリア」は花の名前です。
スラブ糸が、まるでモクレンの花が咲いたような見えたので、この名前にしました。
春の訪れを感じられる春から夏に編みたい糸です。
(大振りの凛とした感じが好きな花です。趣味のステンドグラスでもこの花をモチーフにしたランプを作りました。余談です。)

「マグノリア」を使用した編み物キット

コリドーニッティング 中井チコさんデザインの編み物キットでも使用されています。

「編み物キット」の糸は、60ろくまるネットショップで購入いただけます。

ラダーレース

冷房対策にもおすすめ。大判ショールです。

ハシゴのような模様は初夏から秋にかけて使い勝手の良い透かし模様です。


スラブヤーンならではのデザインをお楽しみ下さい。
透かし模様はこんな感じです。ポコポコした見た目がかわいいですね。

涼風のボレロ

ノースリーブの上に羽織ったり、ワンピースと組み合わせたりと夏服とコーディネートしやすいのがボレロではないでしょうか。この編み物キットの良さは、かぎ針と棒針編みを使用します。しっかりさせたいところは、かぎ針編みで、やわらかく仕上げたいところは、棒針編みと分けているところが商品の完成度の良さにつながっていると思います。また、2種の編み方をするので、メリハリをつけれるのであきずに最後まで楽しく編むことが出来ます。

裾と袖口には、風鈴をイメージしたかぎ針の模様がつきます。

かぎ針編み部分

棒針編み(裏)

 

夏の糸で、夏の準備。季節の感じられるのも編み物の楽しさですね。
「マグノリア」の糸は、60ろくまるネットショップで購入いただけます。
夏は、涼しい家の中で編み物を。

記事を書いた人

大久保 千聖
大久保 千聖

文化服装学院ニット科卒。ニットの会社で働いています。
小さいころから、編み物が好きです。編み物って楽しいですよね。編み物の楽しさを多くの方に知って頂き、編み物の楽しさを広めたい!と手芸ブランド「60ろくまる」をスタートしました。趣味はもちろん編み物。ほかにステンドグラスを作ったり、頻繁に旅行に出かけます。

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