メリヤス接ぎが出来ると可能なお直し

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向山 利ノ絵

陽気に誘われて、今年は少しずつ早めに衣替えをし始めました。衣替えに役立つブログのこちらもご参考下さい。

衣替えのときのニットのしまい方

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メリヤス接ぎ

さて、編み物の技法の一つの”メリヤス編み”2枚の編み地を接ぎ合わせる時に使われる接ぎ方で、
肩接ぎの際には後ろ肩の目を伏せて、前肩は棒針に目を残したままメリヤス接ぎする方法で良く使われます。
この方法だと接ぎ目の伸びを防ぎ、接ぎ目も目立たなくて綺麗に仕上がります。

 

今回はメリヤス接ぎのやり方は上記と同じですが、両方の編み地が棒針にかかっている場合でご説明したいと思います。
編み目を覚えると簡単にとても綺麗に仕上がるので是非覚えて下さいね。

  1. それでは、それぞれの編み地を綺麗に接ぎ合わせたいと思います。

2.メリヤス接ぎはこの様に閉じ針で目を拾っていきます!!

3.実際に目を拾っている写真です。上、下、上、下、、、と2目ずつ拾っていきます。
目の向きに注意しながら拾っていくのがポイントです。

この様に2枚が綺麗に接ぎは合わされていきます。
残りの半分は同色でメリヤス接ぎをしました。

この方法は、表からも裏から見ても、どこが接ぎ目か分からないくらい綺麗に仕上がります!!

メリヤス接ぎを覚えたら、
目が吊ってしまったセーターのお修理や、穴の空いたセーターもお直し出来るようになりますよ。

このセーター何十年も前の物との事で穴あきのお修理させて頂いた物なんですが、肌触りがとっても良くてカシミヤかな?と思いましたらビキューナでした。毛玉も無く長く着用出来るお洋服を大事にされるのかっこいいです。私が虫でしたら真っ先に食べていることでしょう。

この穴も良く見ると綺麗に開いていて、メリヤス接ぎが出来ると思い
同じ色の糸が無かったので絹の縫い糸で色を合わせてメリヤス接ぎをして穴を塞ぎました。

編み物をしていると目の動きが徐々にわかってきて、お修理も出来るようになりますよ。

やっぱり同じ毛糸が有ればお修理に大変役立つので、作品を作った際には糸をちょっぴり残しておくか、糸始末の糸を少し長めにセーターに隠しておくのも手かと思います。

直す事も出来るのも編み物の魅力ですね~。

それでは又宜しくお願いいたします。

記事を書いた人

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向山 利ノ絵

ニットの仕事に就いていた事を活かしながら、編み物の魅力 アイディア マニアックな事まで発信できていけたらと思います。
よろしくお願いいたします。

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