編み物本のアイテムを自分サイズで編む

 

はじめまして。新しくニットラボのメンバーになりました小嶋と申します。
少し前に編み物が全く出来ない状態でニットの学校に通いました。編み物が出来なかった身として、発見したことや気づいたことをお伝えできればと思います。
これからよろしくお願い致します。

目次

  • 編み物本のアイテムを自分サイズで編む
  • 「たた&たた夫」というサイト
  • 出力した方眼紙に模様やラインを描いてみました
  • まとめ

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編み物本のアイテムを自分のサイズで編む

みなさんは何かを手編みするとき、編み物本を参考にされているかと思います。
世の中に出回っている編み物本はかわいいニットがたくさん載っており、作りたい欲が膨らみますよね。さすが編み物作家さんだなあと尊敬致します。
しかし悲しいことに、本に載っている編み図が必ずしも自分のサイズで書かれているわけではありません・・・。
手編みはひとりひとり手のテンションが違うので、編み図の通りに編むとその通りの大きさにならないことが原因です。
洋服を編んだことがある方はご存じかもしれませんが、好きなサイズで好きな模様を編む場合には下記の手順で行います。

①最初に編みたい糸で編みたい模様を小さく試し編み(スワッチ)を作成


②10cm×10cmに対する目数・段数を算出


③ゲージメジャーで方眼目を描く


④描いた方眼目に自分のサイズで製図をする、好きな柄を方眼目に描いていく

という手順を踏みます。
このとき、スワッチ作成後の③ゲージメジャーで方眼目を描く作業を、PCもしくはスマートフォンとプリンタがあれば、好きな目数・段数の方眼紙がゲージメジャー不要で線を1本1本引かなくてもすぐに用意することが出来ますので、ご紹介致します。

「たた&たた夫」というサイト

「たた&たた夫」というサイトをご存じでしょうか?
不思議なお名前ですよね。

私はニットの学校で知ったのですが、このサイト内にある「ゲージ用方眼紙作成(PDF形式)」(PC版名称:実寸ゲージ用方眼紙)のページにて、算出した10cm×10cmに対する目数・段数を入力するだけでA4サイズの方眼用紙がプリンタで出力出来ます。

http://tata-tatao.to/knit/matrix/index2.html

 

スケールも選べるので、実際の大きさを見たいときは実寸で、全体的な雰囲気を見たいときは1/2で、など使い分けるとより活用できますよ。
私は用紙の大きさを大きくしたいときは何枚か印刷し、物理的にのりやテープで繋げて大きくしています。
また、プリンタをお持ちでない方はコンビニのプリンタにデータを送るなどしても印刷出来ます。

出力した方眼用紙に模様やラインを描いてみました

衿ぐりや肩の引き返し

模様

こちらは実寸で出力しているので実際の大きさをイメージしやすいです。
永遠と模様を描いていると日が暮れてしまいそうなので、ミニマムの模様を描いたらあとはコピーをして模様範囲を広げていきました!

まとめ

応用編で、本に載っている模様を組み合わせてオリジナルのテキスタイル作成や、一から模様を考えたりするのにも使えます。
創作の幅が広がりますね。

たた&たた夫は、ゲージメジャーで方眼を書く手間を省いた画期的なサイトで、私もよく利用させて頂いております。
誰が立ち上げたかなどはわかっておりません。
ページの画面からも創設は1990年代後半~2000年代初頭ではないかと思われます。
立ち上げた方を尊敬致します!すごいですよね。
知っておられる方がいましたら情報お待ちしております。

みなさまの作るニットが少しでもご希望のサイズに仕上がるお手伝いが出来れば幸いです!

それでは、また。

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