こんにちは八木です。
最近肌寒い日が増えて、ニットが楽しみな季節が近づいてきましたね。ふと思い返せば毎年着ているお気に入りのニットは片畦だな。そうだ、色々な素材で片畦を編んでみよう!ってことで家庭機で片畦を編んでみました。
目次
イギリスゴム編み(片畦編み)
イギリスゴム編み(片畦:かたあぜ)はリブ編みの変形でニットとタックを交互に配置した組織のことをいいます。リブ編みと比べると編み目の表情があり肉厚でふっくらした編地に仕上がります。上の写真のように裏表どちらも見た目が異なるので、お好みで表の柄を選べます。
イギリスゴム編み(片畦編み)を家庭機で編むと
図で簡単に書くとニットする列・タックする列が交互に並びます。
それでは家庭機で編んでみます。まずは天竺を編んで、タッピを使ってタックしていきます。
タックしたい目を落とします。タッピを挿している部分で目落ちが止まります。
タックします。一段編まずにもう一段上の糸をタッピでとって編みます。タックする列はこのタックを繰り返します。
左側が片畦のタックした面、右側が天竺の裏目です。
イギリスゴム編み(片畦編み)応用編
半コース切替でグレーの糸と生成りの糸を交互に編んで片畦編みにすると、天竺でボーダーに見えていた柄がタックされている面はストライプにタックされていない面(ぶた目)は編み目の表情がさらに立体的になりました。
まとめ
編み組織の基本が分かると新しい編地のアイディアに繋がりますね。手間はかかりますし手が慣れるまで時間がかかりますが、時間を作って自分で編んでみると発想力が豊かになって老化防止にもなります。良いことだらけです。編み物の理解を深めて一緒にレベルアップしていきましょう。