編み物初心者向け 毛糸の選び方

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大久保 千聖
初めて編み物をされる方に「どんな毛糸を選んだらよいですか?」と聞かれます。
私は、まず「編みたいと思った毛糸が一番です。」
と答えます。なぜなら、編みたいという気持ちが楽しさ生み長続きする秘訣だからです。
毛糸玉を見て、編んだらどんな風になるのかなぁ・・・と想像するのが編み物の楽しみでもあります。ですが、毛糸を見てもどんな編地になるのか分からないから選べないという方もいると思いますので、糸を選ぶアドバイスします。

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糸の形状

通常では、初めての方は、編みやすい糸が良いということで、定番のまっすぐな糸(ストレートヤーンとかコードヤーンと言います。)を選びがちですが、私の経験からすると、まっすぐな糸は、上級者向けだと思います。

まっすぐな糸↓↓↓

編みやすさはありますので、初心者の練習用にはオススメ。なぜなら、編み目の均一さが顕著に出るのがまっすぐな糸です。
まっすぐな糸のきれいな編地で編んだ編地がこちら
初めての方は、編み目を均一に編むというテクニックが出来ません。編み目が均一ではないと、全体の印象が悪くなってしまいます。まあ、手編みの場合はそれが味でもありますが。
ちなみに、きれいではない編地。編み目が均一に編めないとこうゆう編地になってしまいます。
ですから初めての方には”スラブヤーン”をおすすめします。
スラブヤーンの糸↓↓↓
糸に”スラブ”と呼ばれる節があるのが特徴です。
スラブヤーンは、均一に編んでも編地が凸凹になります。
均一に編まなくても編地は凸凹ですので差をあまり感じません。
スラブヤーンのきれいな編地
きれいに編んでも凸凹です。↓↓↓
編むだけで、表情を作るとこが出来る糸なので柄を編まなくても十分雰囲気を出すことができます。

糸の太さ

そして、太い糸を選ぶこと。糸の太さによって編む棒の太さも決まってきます。初心者は太い針で編んだほうが編みやすいので、太い糸を選ぶことが大切です。
編み物用の糸の太さは、太い順に「極太・並太・合太・極細・極々細」という名称で分類されています。初心者は極太か並太を選ぶと良いです。

色も重要です。黒やネイビーの濃い色は、編み目が見えにくくなりますので初心者には難しいです。
編み目が見えやすい明るい色や薄い色がおすすめです。
まとめると・・・
初めての方におすすめの糸は
①スラブヤーン
②太い糸
③明るい色(薄い色)
です。この点を踏まえて毛糸を買うときに参考にしていただければと思います。

記事を書いた人

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大久保 千聖

文化服装学院ニット科卒。ニットの会社で働いています。
小さいころから、編み物が好きです。編み物って楽しいですよね。編み物の楽しさを多くの方に知って頂き、編み物の楽しさを広めたい!と手芸ブランド「60ろくまる」をスタートしました。趣味はもちろん編み物。ほかにステンドグラスを作ったり、頻繁に旅行に出かけます。

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