編み物初心者必見!減目をしなくても、編めるニット帽の作り方

アバター画像
大久保 千聖


ニット帽を編む場合、帽子の先端は「減らし目」という技法を使うので初心者には少し難しいかと思っています。そこで、「減らし目」を1段しか使わずにニット帽を作る方法を考えてみました。

スポンサードリンク



まずは、筒状に編みます。「減らし目」なしです。

ニット帽なので、頭回りの円周のサイズより少し小さ目がいいです。大きいとずるずると落ちてきてしまうので。私は、円周36cmに設定。長さは24cm+折り返し部分4cm 合計28cm編みました。
「1目ゴム編み」でもいいですが、ひと手間加えて「ねじり1目ゴム編み」です。
ニット帽は、ゴム編みのような伸縮性のある編地がいいです。

最終段のみに「減らし目」を入れます。

最終段は、「減らし目」の技法でもある 「左上2目一度」を使います。難しい名前ですが、2目を一緒に編むだけです。「伏せ止め」をして編みは終了です。

編み上がりは、こんな感じ。ちょっと台形になってます。あまり差がないので、最終段を減らし目にしなくても大丈夫です。
接ぐ部分の糸を1.5倍残しておきましょう。

頭頂 接ぎの工程

写真のように、頭頂部分を3等分にします。

伏せ目の半目を「すいくとじ」します。

写真のように、すべての辺を閉じれば終了です。
この頭頂の形が「テトラポット」ににていることから、「テトラポット帽」と命名(笑)。

頭頂にボンボンをつけると、さらにかわいくなります。ニット帽は防寒具としてとても優れています。まだまだ寒い季節が続きます。ぜひ大切な方を温めるニット帽を作ってみてくださいね。

編み物キットも販売中です。「テトラポット帽」は 60ろくまるネットショップ より購入できます。

記事を書いた人

アバター画像
大久保 千聖

文化服装学院ニット科卒。ニットの会社で働いています。
小さいころから、編み物が好きです。編み物って楽しいですよね。編み物の楽しさを多くの方に知って頂き、編み物の楽しさを広めたい!と手芸ブランド「60ろくまる」をスタートしました。趣味はもちろん編み物。ほかにステンドグラスを作ったり、頻繁に旅行に出かけます。

BLOG TOP